活版印刷とは

15世紀にドイツのヨハネス・グーテンベルクが発明した印刷技術。ルネサンスの三大発明のひとつとされ、社会に大きな影響を与えました。日本に普及したのは19世紀末頃。長く印刷技術の中心を担ってきました。1970年代以降、オフセット印刷の普及などで商業印刷の分野では急速に衰退しましたが、現在ではアートプリントの分野で進化し、発展しています。特にアメリカでは近年数多くのレタープレススタジオが設立され、レタープレスのステーショナリーが人気を集めています。

深く、美しい陰影を追い求めて

FLORA PAPERIEのペーパーアイテムの大きな魅力は、活版印刷によって刻まれる深く柔らかなへこみにあります。光がもたらす美しい文字の陰影が上質な用紙と相まって、一般的なペーパーアイテムとはまったく異なる存在感を放ちます。
私たちが活版印刷に使用するディープレリーフ樹脂凸版は、一般的に使用される樹脂凸版よりも約1.5倍の厚さを誇り、より深く美しいへこみを実現します。エッジは温かみのある柔らかな曲線、それでいて繊細な線や模様、漢字などの小さな文字をシャープに表現することができます。
活版印刷機は、1970年代に製造されたドイツ、ハイデルベルグ社の印刷機を大切に使用しています。さらに、人や環境に配慮したインキやクリーナーを使用し、クリーンな印刷環境でペーパーアイテムを生み出しています。